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 2006年振り返り book編

は、別のところ↓で。 http://d.hatena.ne.jp/slow_days2/20061231/1167569804

 彩雲国物語 紅梅は夜に香る

★★★☆ ヒラ社員の冗官になった秀麗の話。なので、のんびりした空気。物語が大きく動くっていう感じじゃないんだけど、でも秀麗が決意する巻でもあったり このシリーズ好きなんだけどさ、逆ハー状態が鼻に付くときが時折あったりします・・・

 サウス・バウンド(奥田英朗)

★★★★ 元革命家の父と息子の小6の主人公とその家族の話。父と息子モノに弱いもので・・・すごくよかったはじまりの舞台が中野ブロードウェイのまんだらけなのもまたよしw

 NO CALL NO LIFE(壁井ユカコ)

★★★ 最後は我らがカーベイで・・・うーん・・・うーん・・・ちょっと微妙・・・異世界の退廃はうまいけど、現実の退廃はうまくかけない?カーベイがんばれ・・・あ、句読点がけっこうよかったw

 バーティミアスIII プトレマイオスの門

★★★☆ おわっちゃった。分厚い3部作のラスト。英国ファンタジーだけど、正統派よりハリポタの流れをくむ感じね。簡単に読めます。悪魔のバーティミアスと主人公がケンカしながらフォローしあっていい関係だったぶん・・・ラストが(゚Д゚)(あーこれネタバレ?ご…

 ミッキーマウスの憂鬱(松岡圭祐)

★★★ あとで後ろの著者の説明見てビックリした。あの「催眠―Hypnosis (小学館文庫)」とか一連の世界をぶちまけちゃった松岡さんでしたか・・・ でもそのシリーズの気配はちっともなかった気がする。某ネズミーランドにバイトに行くことになった主人公のドタバ…

 FINE DAYS(本多孝好)

★★★☆ この作家、私の周りの人だぁれも好きじゃない(´・ω・`)けっこう好きなんだけどなー先日の会合?で話に出てた「結論がない」系派閥だと思われますがだからか?そういうのの余韻ってダメなのかな?ちょっと不思議な話の短編集です

 うちのネコが訴えられました!? -実録ネコ裁判-(山田タロウ)

★★★☆ 1日で読んじゃった。おもしろかった。飼い猫が近所の人に訴えられたっていう裁判のゆくえのドキュメント作者がブログに載せてたのが本になったらしい。あーこういう人、いるいるwでも、まぁ、当作者サイドから書かれてるので、恣意的ではある。完全に…

 劫尽童女(恩田陸)

★★☆ むぅ・・・恩田陸として期待するには期待はずれでした。この人の本は当たり外れの振幅が広すぎます

 DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件(西尾維新)

★★★☆ 西尾維新の文章だなぁー。笑えるテンポのよさで話が進んでく。話としては入りやすいし、読みやすい。 「彩花みん先生」のくだりとか、爆笑したけど。他にもオタク的表現?いっぱい山盛り。一部の読者にしか伝わらないんじゃ・・・wそういうのは原作と…

 ハイウイング・ストロール(小川一水)

★★★ 簡単に読めるSF風な感じの本。まぁー・・・いんでないか?この作家好きだし・・・

 “文学少女”と死にたがりの道化(野村美月)

★★★ これも上で書いた某所のラノベ大賞の3位で(ちなみに「狼と香辛料」の1と2が1位と2位でした)しかも太宰の「人間失格」をモチーフにしてるっていうから太宰好きとしてはおさえとこうかと読んだのね。だけど太宰の持つ雰囲気はないなぁ〜もっと軽くて・・…

 蛇にピアス(金原ひとみ)

★★★ 今さら読んだ。どうなの?芥川賞の価値あるのかな?タトゥーにピアスに、実に村上龍的世界で、なるほど「コインロッカー・ベイビーズ」がデビュー作で芥川賞だったのを彷彿させるよねーって感じの現代っ子の退廃っぷり。

 月の盾(岩田洋季)

★★★☆ キレイで哀しいお話でした。某所でラノベ大賞2006年上半期をやってて、その中で評判よかったので読んだらうん、よかった。全色盲の少女が描く絵が人々に様々な影響を与えていくお話。

 空ノ鐘の響く惑星で1〜11(渡瀬草一郎)

★★★☆ 新刊の11巻まで一気読みですwおもしろいわ、これ!ヨーロッパっぽいファンタジーな世界とその世界を支えるあやしげな機械?文明?ってことでファンタジー×SFっていうのは好みの世界観。しかも登場人物がみんな魅力的〜 最新刊は、いよいよラトロアに集…

 彩雲国物語 はじまりの風は紅く(雪乃紗衣)

★★★☆ 今さら読んでみたわけですが・・・おもしろかった。アニメは主人公のわざとらしさ?がイマイチ好きになれないでいるけど本だと気にならなかったノリは同じなのになぜかな?本の感想じゃないけど、あのOPの平原綾香が最近頭を回りまする〜

 狼と香辛料II(支倉凍砂)

★★★☆ デビュー作でもある前作は、まぁ文章上手いけど今後に期待ってぐらいだったけど、今回はおもしろかったかも。あいかわらず結構評価も高いしねー人間関係も深みが出てきていい感じ〜

 ラキア(周防ツカサ)

★★★☆ こういう世界観をね、リプレイものとかループ世界論とかいうときもあるALL YOU NEED IS KILLとかね、北村薫のターンとかね、そういう同じ日が繰り返されちゃうよ系の世界に嵌まっちゃう話。短編集というか、連作というのか?ゴスロリ生意気少女のラキア…

 シフトII 世界はクリアを待っている(うえお久光)

★★★ 評判はいい本なんだけどねー・・・あんまり楽しめなかった。ラノベ系ハードカバーなので、簡単に深く考えず読めますよ、っと。寝ると「世界はクリアを待っている」って声がして異次元トリップしちゃう若者たちの話。主人公がその世界の魔王らしいよ。そ…

 グラスホッパー(伊坂幸太郎)

★★★ 3人の裏社会にかかわる主人公が交錯して、出会うかも?って話。悪くないけど、ありがちのような〜?登場人物に魅力を感じられなかったからかもしれないけど、大して楽しめず・・・。しかし気付けば直木賞候補ですねぇ個人的には貫井徳郎を応援してますけ…

 ソウルトレイン(石原まこちん)

★★★ 1日で読んじゃった。短っ!簡単に読める。童貞フリーター主人公と、さらに主人公をダメにしたみたいなグダグダな先輩の話。グダグダでまったりした感じ。売れないレンタルビデオ屋のバックルームでダラダラ〜っとゲームしてたり。なんだか懐かしくなった…

 ひなた(吉田修一)

★★★☆ 弟とその彼女と兄とその嫁が交互に語っていく形。どの話も ひなたとちょっとした嘘と不安の話。日常によくある風景っていう感じでこの作者らしい、どこにでもいそうな人たちのどこにでもありそうな話。だけどそれがドラマになるからすごいなぁ。淡々と…

 ハリー・ポッターと謎のプリンス(J. K.ローリング)

★★★☆ これ・・・ちょっと感想いえない・・・ひたすらショックだわーとしかなんとなく予想してたけど・・・でもねでもね ちゃんと次で完結できるのか心配になりました7巻はドタバタになりそう?なぐらい課題が山積みよ? テンポよく読める、このシリーズらし…

 町長選挙(奥田英朗)

★★★ 結構前に読んだのに 書き忘れてた・・・「イン・ザ・プール」シリーズのトンデモ精神科医 伊良部のシリーズ3作目 ナベ○ネ・ホリ○モン・黒○瞳などが今回の患者さん仮名・・・だけどバレバレな感じに出てくるそういう人たちがキャラ濃くて、イマイチ伊良部…

 日曜日たち(吉田修一)

★★★☆ 吉田修一好きなのに、短編集だからっていうので読んだことなかった。短編っていうより連作。ちょっとずつ繋がってて、最後に結末が!吉田修一の本なのに結末がちゃんとある!吉田修一のあの結末の無さが好きなんだけどなぁまぁ、読みやすいしいいんじゃ…

 西の善き魔女VIII 真昼の星迷走(荻原規子)

★★★ やっと最終巻を読んだ。外伝の3冊目なんだけど、エンディング後の、いうなればクレジットロールのあとに始まるやつみたいな位置づけ。 真の完結というか。やっと大ボス、この世界を作ったフィーリと対決する話。けっこうあっけない結末だよ アニメは こ…

 シャングリ・ラ(池上永一)

★★ 「このミス」シリーズのSF版「SFが読みたい!」2005年度版の第3位だったんです。(ちなみに1位は小川一水の「老ヴォールの惑星」。あれはガチで名作!)その発表前から興味あったし、だからすっごく楽しみにしてた本・・・ 私には合わなかったみたい・・…

 狼と香辛料(支倉凍砂)

★★☆ 電撃の受賞新人さんの中では比較的評価が高かったので、読んだわけですけど・・・別に可もなく不可もなく。とりたてて心に残らない。さらっと読めるけどね。読みやすいけどね。今後おもしろい作家に成長すればいいね。 経済についての勉強にもなるの?な…

 ブルースカイ(桜庭一樹)

★★★ はじめの方の雰囲気、おもしろかったけど・・・終わり方がイマイチ。そういう作品って評価がどうしても下がる。 3つの箱庭と3つの青空、そして少女についての物語。だそうです。設定が中途半端にしか説明されきれてなくて、ハイ?これで終わり?そんな感…

 ファイナルシーカー レスキューウィングス(小川一水)

★★★ 小川一水にしては全くSFでもファンタジーでもなく(でもちょっと不思議系もありだけど)航空自衛隊救難飛行隊の話。TVでやってた よみがえる空 -RESCUE WINGS-のメディアミックス企画で作られた本。だーけーどー・・・小川一水である必要はあったのか?…