ルグリと輝ける仲間たち Aプロ

このタイトルは恥ずかしいと思うんだけど・・・
しかし内容はすごいんだ。
パリオペラ座のエトワールとかエトワール候補とか、
普通なら同じ舞台にこれだけの人はそろわないだろうっていう
スペシャルなガラ。
オレリー・デュポンが怪我でこれなくなって残念、と思いつつ
(怪我多いなー)と冷静に受け止めつつ、
代わりのダンサーがアニエス・ルテステュだったことが何よりもうれしかったりして。
あと、今回すごくすごくいい席でした。
最後のルグリをこんな間近で(涙)
で、喜びすぎて感想が長文になったので、
よっぽど関心がある人以外、下は見なくてよいと思われますw

―第1部―
「白の組曲
 
エスト:乾友子、高木綾、奈良春夏
テーム・ヴァリエ(パ・ド・トロワ):
 ローラ・エッケ、オドリック・ベザール、グレゴリー・ドミニャク
セレナード:マチルド・フルステー
プレスト(パ・ド・サンク):シャルリーヌ・ジザンダネ、
松下裕次、小笠原亮、宮本祐宜、横内国広
シガレット:アニエス・ルテステュ
マズルカ:マチアス・エイマン
アダージュ(パ・ド・ドゥ):
 ミリアム・ウルド=ブラーム、マチュー・ガニオ
フルート:メラニー・ユレル
  東京バレエ団

よく顔見世に使われるという、ストーリー性より豪華さを前面に出すようなダンス。
なので、なにか感動がどうかって言うと特にはないんだけど、
ルテステュ好きとしてはたまらん。
迫力がある〜。
フンッ(鼻息)って感じに回ってたのが、かっこいいww
(褒めてるんだ、めちゃくちゃ褒めてるんだ!!)
なんていうか、この人を見てると宝塚ファンの心境がよくわかりまする。
あとスジェのマチルド・フルステー
クルクル素早い動きだなーと思って、見ていてあきなかった。
でも、表現力はどうなのか不明だったので、
運動神経抜群少女だと思って、評価は保留。
マチアス・エイマン、噂どおり。
しかし、なんかまだ若いから?かっこつけてるぅぅ
っていう印象も。
アクセル・イボくんが出なかった日だったのが無念。
しかも、パ・ド・トロワはぐだぐだだったダンサーいたな、一人。

―第2部―
「扉は必ず...」
エレオノーラ・アバニャート マニュエル・ルグリ
スパルタクス
マチルド・フルステー ステファン・ビュヨン
「ドリーブ組曲
アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス

ルグリはさすがなんだけど、どうも評価に困るのが「扉は必ず...」
魅せられるけど・・・なんか通り過ぎていった。
ルグリすげぇ・・・だけ。
デュポンとのペアでみたかった。
さっきのクルクル回っていた子が出るってことで気になったスパルタクス
エキゾチックな顔だもので、とてもよく似合った。
そして一緒に見てたバレエそこまで詳しくない人の感想は「柔らかい」
うん、なんかそんな感じ。
ビュヨンとの息もあって、2人とも上手いし、
見ていてそこそこ楽しかった。
歓声もなかなかあったけど、表現力がもう一声。
しかし、この彼女には今後とても期待持てそうって思った。
なんていうか、雰囲気がある。この作品に合ってたっていうのもあるけど。
「ドリーブ組曲」については・・・何を?何を書こう?w
安心して見られる。
息もぴったり。
なんだけど・・・なんだけどーーー?
なんかゴシップ紙になっちゃうから
うがった見方はやめようと必死に思っていたが。
なんでだろう??なんだろう?
アニエス・ルテステュファンとして断固、かばいます。
彼女は突然の代役に、あまり準備時間がなかったのだ、と。
決して、別れたペアのダンスだからって、やましいこと考えていたわけじゃ・・・

―第3部―
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
ドロテ・ジルベール マチュー・ガニオ
「椿姫」第2幕より
エレオノーラ・アバニャート バンジャマン・ペッシュ
「三角帽子」
ジョゼ・マルティネス
「オネーギン」
モニク・ルディエール マニュエル・ルグリ

ちょっと感想書くのに疲れてきた。ので、短く。
ドロテちゃんとマチュー・ガニオくんの2人は爽やか。
なんだけどあまり記憶に残っていない。
なんだろう?無難にまとまってたんだっけ?
投げるみたいな大技は見事でしたけど。
「椿姫」は、あまり好きじゃない。
すごく評判だったとの噂も聞いたけど。
そしてリフトが「よっこらせ」っていう感じで、とても重そうでした。
エレオノーラ・アバニャートが重過ぎるとか、そういう感じではなかったんだと思うけど。
情感より、よっこらせ感が痛かった。
「三角帽子」は、見事にはまってた。
数少ない男の観客をぐぐーっと惹きつけてたね、あれは。
カーテン・コールもサービス心旺盛で。
いやいや、楽しい時間だった。
そして最後「オネーギン」
伝説の、2人の演技。
息をつかせない迫真の演技とダンス。
一緒に観にいったあほうは
「軽々と踊ってて、もっと踊ってほしかった」と言っていたけど、
軽々と見えるあの2人がすごいの!!
そして、もうね、立ってるだけで全身から気持ちが伝わってくる2人。
なんか下手な感想は言えない。
あれは感想言えないわ。
その感動を残したままのカーテーンコールは、
勿論長〜くて、スタオベ率もすごかったのでした。
 
そんな感じでした。
ところで、当日券が売ってたのですよ、この日。
この日がレアケースであって、他の日はないと言われたけど、
とても・・・Bプロも観たくなりました。
ルグリのラストだし・・・