ボルベール<帰郷>

 ★★★★☆
ひさしぶりに映画〜。
いやぁ〜、映画って本当にいいもんですねぇ・・・
とは思いつつ、すっかり去年以来出不精になってしまって。
ペネロペが『オール・アバウト・マイ・マザー』以来、
ひさしぶりにアルモドバル監督作品に出たということで
オール・アバウト〜好きとしては観なくては、と思った。
しかも、オール・アバウト〜と『トーク・トゥ・ハー』と並べて、
ルモドバル監督の女性賛歌3部作、というので。
この監督、超現実派だと思ってたんだ、
そういう言葉でいっていいのか分からないけど
ありのままの人間関係なんかを淡々とリアルに描いているという風に。
それが、主人公のライムンダ(ペネロペ)と姉ソーレの
死んだはずの実の母親が幽霊になって帰ってきちゃうから「えぇー!!」って。
でも、そういうのもアリかも・・・と思ったりしたり。
なんか、素敵なんだもん、実に幽霊っぽい、帰ってきた母ちゃんがw
(ソーレの家に来るくだりでは会場が爆笑してた、反応のいい初日だけに)
で、結論がどうなるかはちょっとでも興味があったら映画を観るなりするべし。
オススメ。
最後のほうはビックリとか、じーんとか、
あと、あれ・・・あの後大丈夫かな・・・という一抹の不安とか。
でも、一抹の不安があるのに、なんか爽やかですがすがしくて、
「うーん、女は勁い(あえて強いでなく)!!」
そんな風に思って劇場を出ました。
カンヌのパルム・ドールとってた、そういえば。

[> 映画『ボルベール<帰郷>』公式サイト