てるてるあした(加納朋子)

てるてるあした ★★★★☆
不覚にも、電車の中で、しかも朝っぱらから泣いてしまった本。
やっぱり加納朋子の本は好き。
ちなみに、4月期のテレ朝・金曜ドラマの原作になったらしい。
加納朋子でドラマ!ちょっとビックリ〜
ささらさや」と同じで、佐々良という街が舞台。
ささらさや」の主人公のサヤさんも出てくる。
(ちなみに佐々良というのは この本からとったわけではない。
 出版前から使ってたので。
 それだけ加納朋子と言葉の好みとかが似てるのかな?)
でも今までの加納朋子にはありえないぐらい、
かわいげのない、あまり加納朋子の世界らしからぬトゲトゲしてひねくれた少女が主人公。
でも、街で出会う人たちや不思議な現象に癒されて成長していくっていう、
まぁ、ありがちといえばありがちの展開。
でもねー、とにかく雰囲気とか文体が好き。
ほのぼのーあったかーって感じで。