ハウル再び

ハウルの動く城』をもう1度観てきました。
前回に比べて、原作との比較をしてみたばかりなぶん、色々考えながら観てみた。
やっぱりソフィーの呪いの正体は映画だけだと分かりづらい。
でも、魔女弱体化後のソフィーの老けかたが、
"おばあさん"じゃなくて"おばさん"になってるってことからも、
魔女弱体化後の呪いとその前の呪いは種類が違うと考えられる。
つまり、カルシファーのいう「複雑な呪い」は、魔女1人によってかけられた訳ではないと推測できる。
ネタバレになっちゃうからあまり詳しくはいえないけど、
ソフィーの呪いは魔女の呪いだけで成り立っているわけじゃない=他の呪いもかかっている
と、考えられるのに、その正体がイマイチ見極められない。
原作には、細かい説明があるんだけどね…。
映画だと、ソフィーの変身のタイミングなんかを見て、推測するしかない。
一緒に観た人が「話がサリマン出現前後で2つに分かれてる」って言ってたけど、
それはある意味正しくて、サリマン出現=魔女弱体化以降、
ソフィにとってもハウルにとっても、かけられた呪いの種類も運命も変わってる。
変幻自在に年齢を変えれるようになったソフィーも、そのソフィーに何とかして助けてもらおうと訴えかけ続けているハウルも、
もう荒れ地の魔女なんて気にせずにすんで、
2人の物語を追いかけるようになるのが後半。
その後半の中核をしめている、ハウルの呪いの正体が分かる、
ソフィーのタイムスリップのエピソードはステキ。
この2人は運命の2人なんですね、宮崎映画では。
すっごい疑問なんですけど、ハウルカルシファーにあたる魔女の相方はどうなったんでしょう?
サリマンに殺された?
魔女が弱体化したのと同時に滅びた?一緒に弱体化した?
そこが気になる今日この頃。
 
さて、原作の続編『アブダラと空飛ぶ絨毯』でも、読み直そうっと。