西の善き魔女Ⅰ・Ⅱ (荻原規子)

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫) ★★★☆  西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫) ★★☆
ⅠとⅡまとめて読了。
『空色勾玉』など勾玉三部作の作者 荻原規子の本の文庫落ち版。
Ⅰをはじめに読んだときは、壮大な世界を予想させるファンタジーだとワクワク。
独特の世界観を持つファンタジーなのに、ただそれだけで終わりじゃなく、
シンデレラや白雪姫などの有名な童話が
なぜか主人公ら一部の者だけが知っている物語として、所々に挿入される。
主人公たちだけが知っているという数々の童話は、どこから来たものなのか?
一見完璧に思える構造の世界だが、その真実の姿は?
今後が楽しみになったのですが、Ⅱは、殆どただの、学園ファンタジー
一旦、Ⅱで一息ついて、主人公がさなぎから蝶になったところで、
話が広がっていくということかな?

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