暁の円卓3 (ラルフ・イーザウ)
★★☆
1900年1月1日トーキョーに生まれた英国人の主人公と、
人類を破滅させようとする秘密結社“暁の円卓”との百年にわたる戦いの物語、
の、第3巻。
半ば義務感で読んでいる20世紀を振り返るファンタジー。
第二次大戦の予兆をはらむ第3巻。
ドイツ人の描く英国人の主人公から見た世界の歴史
っていう視点は、やはりおもしろいと思う。
歴史の変遷に合わせて、主人公が各国を渡り歩いていて、
3巻では東京やNY、ワシントン、パリ、ミラノ、ローマなどなど…
次はどこへ行くんだろう?と思う。
それにしても、決して20世紀が終わったからって大きく時代の流れは変わったわけではないし、
っていうか、むしろ今でも戦争は終わってない世の中だし、
主人公の悪との戦いの結末、どうやってつけるんだろう?
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